「卒業式」の英語表現を学習しよう!

こんにちは。Ryotaです。

今年も卒業式を終えて新生活の準備をする時期がやってきましたね。卒業式は英語で“commencement”若しくは”graduation ceremony”と言います。公立の高校では3月の初めに卒業式をするところが多いそうですが、みなさんはご自身の卒業式を覚えていますでしょうか。

英語翻訳に入る前に、一つ質問です。アメリカの学校では通常、5月末か6月初めに卒業式が行われますが、日本はなぜ3月に開催されるのかご存じですか。

日本の学校の卒業式が3月に行われる理由は、明治時代に国の会計年度が4月から3月までになったことと関係しています。

国から学校運営のための資金を集めるのに、国の会計年度と合わせないと不便なので、3月に卒業式が行われるようになりました。お花見の時期に合わせたかったのではないのですね。

ちなみに、なぜ4月から3月までなのかというと、当時の覇権国であったイギリスの会計年度を倣ったという説があります。

さて、前振りが長くなってしまいましたが、ここで、以下の文の日英翻訳にチャレンジしてみましょう!

第一志望の大学の入試に合格した学生は、恩師からの祝電に胸がいっぱいになり、4月からの新生活に向けてより一層、学業に専念することを誓った。

目次

「第一志望の大学」は英語で?

第一志望の大学は英語で”the college that is one’s first choice”若しくは”one’s first-choice college”と表現します。
まず、”college”という単語ですが、アメリカでは「大学」と言いたいときに”university”ではなく、”college”と言うことが多く、イギリスでは専門学校のことを”college“と表現します。
ちなみに、「大学に通う」と言いたい時は、”go to college”若しくは”go to university”と無冠詞で表現します。

学生は、その場所で教育を受け、課程を終えますよね。建物に焦点が置かれるのではなく、活動拠点としての大学に通うという場合は無冠詞で表現します。”go to school”に”a”を付けないのも同じ理屈です。
ただし、「特定の大学に進学する」と言いたい場合は”go to the university”と表現します
一方、単に「大学に行く」と言いたい時は、”college”を使うのが一般的で、”go to college”と表現できます。
少しややこしいですが、冠詞は奥が深いので沢山の例文に出会って感覚を身につけるのが重要ですね。

「入試に合格する」を英語で言ってみよう!

さて、「入試に合格する」ですが、何通りか言い方があります。直訳するなら、”pass the entrance exam”となります。入試は”entrance exam”と言えますが、試験という意味を表す単語は”exam”の他に、”examination”という単語もあります。この”examination”は「検査」、「診察」という病院で使われる意味が一般的ですので、単に試験と言いたい時は”exam”とだけ表現するのが無難です。

また、「に合格する」と言いたい時は”get accepted to”や”get admitted to”と表現することも可能です。”get”と過去分詞をセットで使用することで、「〜の状態になる」という変化を表すことができます。”is”+過去分詞でも表現可能ですが、その場合、単に「合格している」という状態を表した表現になります。”get”+過去分詞で「大学に合格した!」という自分の感情や体験を鮮明に表現できます。

「恩師からの祝電に胸がいっぱいになり」を英語で言ってみよう!

恩師って英語で訳しにくいかも知れませんが、”mentor”という単語があります。恩師は他にも”former teacher”という表現もあります。
次に、祝電ですが、”congratulatory telegram”と言えます。
「胸がいっぱいになる」ですが、”get a lump in one’s throat”と言えます。”lump”は「小さな塊」や「角砂糖」の意味を表しますので、直訳すると「塊が喉に詰まる。」ですね。日本人は感情的になる時、「胸」を使用しますが、アメリカ人は「喉」を使います。文化の違いはおもしろいですね。

「新生活に向けて」を英語で言ってみよう!

新生活のことを英語では“new start”と言います。「やがてやって来る」という意味の”upcoming”という形容詞を付けて”upcoming new start”と表現することも可能です。
次に「に向けて」は”in preparation for”と表現できます。”prepare”は前回やりましたね。「〜のための準備をする」と言いたい時は”prepare for”と表現しましたね。

今回は”prepare”を名詞にして”preparation”とし、さらに前置詞の”in”を使用します。前置詞と名詞がセットで使用されると形容詞または副詞の役割を果たします。
英語はこの組み合わせが多く、沢山、前置詞+名詞の表現を知っていたら役に立ちますよ。

「より一層、学業に専念することを誓った」を英語で言ってみよう!

まず、「より一層」ですが、”even harder”で良いでしょう。「頑張ります!」と言いたい時、英語では、”I’ll try even harder.”と表現するのがおすすめです。“I’ll do my best.”だと自信がないように思われるかも知れません。
次に「学業に専念する」ですが、”dedicate oneself to studying”が良いでしょう。他にも”throw oneself into”で「(仕事などに)専念する」という表現があります。

最後に、「誓う」ですが、英語では”swear”と言えます。この”swear”という単語の活用は”swear-swore-sworn”となっています。自分自身に誓うと言いたい場合は”swear to himself”と言えます。“that”を使用して誓いの内容を表現することが可能です。

翻訳例

“A student, who got accepted to the college that was his first choice got a lump in his throat from a congratulatory telegram from his mentor and swore that he would dedicate himself to studying even harder in preparation for the upcoming new start this April.”

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は少し長めの文でしたね。“the college that is one’s first choice”や”congratulatory telegram”そして”mentor”等の表現は知らないと出てこないですよね。
今回は”get”と過去分詞がセットで使われる文が登場しましたが、日常会話でもバンバン使用されるので、外国人と会話する際、使用できるようにしましょう。
また、“get”を使用した表現は沢山あるので、少しずつ学習していきましょう。

試験に合格するget accepted to
第一志望の大学the college that is one’s first choice
胸がいっぱいになるget a lump in one’s throat
祝電congratulatory telegram
恩師mentor
誓うswear
に専念するdedicate oneself to
に向けてin preparation for
新生活new start
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