「花祭り」の英語表現を学習しよう!

こんにちは!Ryotaです。
今回は「花祭り」の英語表現を学習していきましょう。
まず、花祭りって何のお祭りか知っていますか?

花祭りは灌仏会(かんぶつえ)とも言って、お釈迦さんの誕生日をお祝いする4月8日のお祭りです。
お祭りといっても、クリスマスの様に派手で愉快なイベントがある訳ではなく、仏教寺院の境内で静かに行われています。クリスマスの日にちを知らない日本人はいないと思われますが、お釈迦さんの誕生日を知らない日本人は結構いると思われます。

そこで今回は、日本文化である花祭りと英語を両方学習できる内容にしました。花祭りを英語で紹介できる様になると、日本文化を世界に発信するための第一歩を踏み出したといえるでしょう!

それでは、以下の文の英訳に挑戦してみましょう!

4月8日の花祭りはお釈迦さんの誕生日をお祝いする日ですが、ほとんどの日本人が仏教徒であるにも関わらず、この日の存在を知りません。お釈迦さんが生まれた時、9頭の龍が現れ、香水(こうずい)を吐き、それをお釈迦さんの産湯に使ったという伝説があり、今でもこの日には、甘茶をお釈迦さんの像にかける風習が残っています。

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「花祭り」は英語で?

「花祭り」を訳して、”Flower Festival”とだけ言っても、何のお祭りかよく分かりませんよね。そのため、花祭りだけを言いたい時は” The Birthday Festival for the Historical Buddha”と説明する必要があります。もしくは、”Flower Festival”と述べてから、説明するのも良いですね。
”the historical Buddha “とは歴史上のブッダ、つまりお釈迦さんの事を表します。

お釈迦さんの名前はご存知ですか?
Gautama Siddhartha(ゴータマ・シッダールタ)ですよね。英検等で書かされる事はないと思いますが、書けるようにしておくと一目置かれますよ。ちなみに、Gauthamaが名字で下の名前がSiddharthaです。そのため、海外のブログ等ではSiddhartha Gautamaとなっています。Gauthamaには「最上の牛」と言う意味があり、Siddharthaには「目的を成就する」と言う意味が込められています。ご参考までに。
さて、ではここで”the historical Buddha(釈迦如来)”と合わせて、他の如来をご紹介します。如来は主に4種類ですので、全て覚えましょう!

“the Great Sun Buddha(大日如来)”
“the Healing Buddha(薬師如来)”
“the Buddha in the Western Pure Land(阿弥陀如来)“
“the Historical Buddha(釈迦如来)”

「お祝いする」は英語で?

「お祝いする」という意味を表す英語は”celebrate”と”commemorate”さらに”congratulate”がありますが、使い分けできますでしょうか。
まず、”celebrate”は祝日や記念日などのイベントの際、式を挙げてお祝いするニュアンスがあり、喜ばしいイベントに使用されます。また、“celebrate”は人を目的語にもってくる事はできませんのでご注意ください。

次に、“commemorate”ですが、故人を偲ぶ時や、出来事を記念したりする時に使用され、”celebrate”や”congratulate”と比べかなり深い意味があります。そのため、歴史上の人物の誕生日をお祝いすると言う今回のケースでは、まさに”commemorate”が適切です。
最後に”congratulate”は人を目的語にもってきて、人の幸運や成功を言葉を述べて祝う時に使用されます。例えば”I congratulated him on his engagement (私は彼の婚約を祝賀した。)”と言う風に使用されます。通常は”Congratulations on your engagement!(婚約おめでとう)”となりますね。

“know”を使いこなそう!

“know”は「知っている」と言う意味ですが、他動詞としてknowを使う場合、人を目的語にもってくると、「その人の事をよく知っている」と言う意味になります。物や事が後ろにくる場合、「その物事を理解している」と言う意味になります。
“know”は自動詞としても使用でき、その場合は後ろに”of”や”about”がきます。“know of”の場合、人や物事を聞いて知っていると言う意味になり、少し距離感が遠いニュアンスです。“know about”の場合、実際にその人や物事について調べたりして、いろんなことを知っていると言う意味になります。

今回は「この日の存在を知らない」と言う事ですが、”know”を他動詞として使用し” don’t know the existence of this day”とすると、「その日の存在を理解していない」と言うニュアンスになり、少しおかしいので、” don’t know of the existence of this day”とすると「その日のことを聞いた事がない(=知らない)」となり適切な表現となります。

「〜という伝説があり」を英語で言ってみよう!

“Legend has it that”という表現があり、「伝説によると」と訳す事ができます。
似たような表現に”Rumor has it that(噂によると〜だ)”や、”Word gets around that(〜という噂が広まる)”があります。
香水(こうずい)を吐き出すは”spit out fragrant water”で良いでしょう。
また産湯のことを英語で”one’s first bath”と表現できます。
「甘茶をかける」は”pour sweet tea over”で良いでしょう。

翻訳例

Even though on April 8th, a festival called “Hanamatsuri”, or “Flower Festival” is held to commemorate the birthday of Gautama Siddhartha, many Japanese people don’t know of the existence of this day although most of them are Buddhists.

Legend has it that when he was born, nine dragons appeared and spat out fragrant water, which was used for his first bath, so the custom of pouring sweet tea over his statue remains to this day.

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した英語表現は日本文化を紹介する上で非常に重要ですので、できれば文を暗記しましょう。”commemorate”は故人を偲ぶ時や、出来事を記念したりする時に使用され、”know of”は人や物事を聞いて知っている時に使用されます。また、”Legend has it that”のような表現を知っておくと応用が利きますよ。

をお祝いするcommemorate
〜だけれどもalthough
〜という伝説があるLegend has it that
を吐き出すspit out
香水(こうずい)fragrant water
産湯one’s first bath
AをBの上に注ぐpour A over B

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